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新しい空き家の利活用方法!DIY可物件とは

空き家の新しい活用方法!DIY可能物件とは

 

 

いま需要が高まっているDIY可物件とは?

 

DIY可物件とは、賃貸でもDIYすることができる物件であり、今とても需要が高まっています。

一般的な賃貸物件の場合、さまざまな決まりがあり自由にリフォームすることができないのですが、このDIY可物件は、持ち家のように自由にリフォームすることができることがメリットになり、新しく住宅を建てるよりもコストが低く抑えることができることが人気のある理由のひとつになります。

 

最近は空き家が多くなってきており、社会問題としてよく注目されているのですが、DIY可物件として貸し出すことは、空き家の問題解決にも繋がっています

一戸建ての空き家を放置することは、空き巣など犯罪の温床になったり、倒壊の可能性があったりと地域の不安材料になります。なので、DIY可物件として、できるだけ多くの人に貸し出すことが結果的に地域の安心安全につながります。

もしも空き家を放置したままだと固定資産税などの税金がかかる他、撤去命令が下されるなど多くのお金を支払うことになり、損しかしません。

 

空き家のDIY可物件では、畳の部分をフローリングにしたり、引き戸仕様を変更したり、押入れをクローゼットなどにDIY可能にすることで、入居者が増える傾向にあります。古い木造戸建てという概念を捨てて、現代に沿った物件の提供方法に変えることで、さまざまな人達からの需要が高まります。最近のDIY可物件は、一戸建てだけでなく、アパートやマンションなどの部屋も自由にカスタマイズできる物件もあります。

 

 

DIY可物件はどんな層に人気?

 

セルフでDIYすることができるDIY可物件は若い年齢層に人気な傾向があります。

自分で好きなように内装をカスタマイズすることができるので、家や部屋にこだわりをもっている方などに特に人気があります。

DIY可物件でリフォームをしている若い男性

簡単なDIYでは、壁紙の張替えや塗り替えなどDIYの知識があまりなくてもおこなうことができ、部屋の雰囲気も一気に変わります。

フローリングでもさまざまな仕様のものがあり、ヴィンテージ古材や幅広タイプ・国産材無垢フローリングなどの種類があるので、自分の好きなものを選ぶことができます。ペットを飼っている方にはクッションフローリングなどが人気です。

若い方に人気がある理由のひとつに、こういった簡単にセルフでリフォームすることできることによるコストの削減があげられます。あまりお金をかけたくない方が、低コストでこだわりの内装を実現することができるので、そこに若い方の高い需要があります。

 

こだわりのインテリアでオリジナルの部屋を作りたい方や、自分好みの空間を手づくりして生活を送りたいなどといった希望を持つ人達は昔から変わらず多いです。しかし、今の若い方で以前のバブル期のような高い給与を手にしている人はほとんどいません。なので、注文住宅を建てるのは厳しいけど賃貸のリフォームぐらいならできるという若い層が増えており、それは今後もさらに増えていくことが予想されます。

 

本格的にDIYに取り組みたいという家づくりやものづくりが好きな方などにも人気で、そういった方はDIYの知識が高い傾向にあります。

最近では空き家DIYを教えたり、一緒にやってみる体験型イベントが開催されたりしており、よりDIYへの関心が高まる機会が増えています。興味があれば、ぜひこういったイベントに参加してみるのも面白い経験が積めて有意義だと思います。

空き家DIYをイベントに! カフェなど地域の交流の場に変える「solar crew」

 

 

DIY可物件のメリット・デメリット

 

DIY可物件のメリット

 

大家さんのメリット

築年数が古いといった理由で、入居者の募集をしてもなかなか決まらなかった物件が、DIY可物件を探している方の目にとまることで、入居希望の方が増えることが利点です。

築年数が古いというマイナスな要件をDIY可物件にすることで、他の物件と差別化することができるようになります。入居中の借主が魅力的な住宅にすることで資産価値が高くなり、後に借りる方も見つかりやすくなるといったメリットもあります。

 

借主のメリット

なんといっても自分で好きなように内装をアレンジすることができる点です。一般の賃貸では叶わなかったリフォームをすることができるので、好きな空間を自分で作ることができます。

また基本的に本来の賃貸価格相場より安く、借りることができるという点も大きなメリットになります。

 

DIY可物件のデメリット

 

大家さんのデメリット

あまり奇抜な部屋にリフォームされている場合は、後に入居者が決まりにくいケースもあります。前の入居者が自分好みの部屋を作成しているのですから、DIY可を求めていない入居者や、自分らしい部屋にDIYしたい入居者のどちらにも需要がなくなることもあるので注意が必要です。リフォームや工事などにかかる費用が入居者負担になるので、部屋の賃料が安く設定しなければ入居者が見つかりにくいといった側面もあります。

 

借主のデメリット

どんなにお金をかけてDIYしても自分のものにならないことです。あくまでも自己所有ではなく、大家さんの所有物になるので、何百万円かけてDIYしても自分の家にならないので、退去する場合は返却する必要があります。築年数が古いDIY可物件の場合は、取り壊しになる可能性があるのです。古い物件になるので、せっかくリフォームしても数年ほどで取り壊すこともあるのでお金をかけてリフォームしたのにもったいないことになってしまいます。築年数が古い物件ほどDIY可になっていることが多いので、注意する必要があります。あらかじめ不動産会社に確認することが必要です。

 

投稿者プロフィール

山田 祐生
山田 祐生代表取締役
2006年高校卒業後、大手上場不動産株式会社に営業として入社。土地の仕入、売却それぞれの部署で営業を経験し、エリアマネージャーを務める。
会社の経営に携わる中で、もっと地元に寄り添った形で人々の役に立ちたいと考えるようになり、独立を決意。自身のビジョンに共感してくれた仲間と共に2018年9月にスカイエステート株式会社を起業した。